琴秋閣
きんしゅうかく
出典: Web版尼崎地域史事典『apedia』
1937年(昭和12)8月、西本町4丁目の旧秋岡政治郎邸の敷地・建物が市に寄贈された。市は敷地の一部を西本町公園として整備し、建物は迎賓その他一般利用に供すべく総工費8,000円余りを投じて改造、琴秋閣と命名して1939年11月から供用を開始した。敷地面積374.42坪、建築延面積149.92坪、公園面積250.9坪であった。戦後国道43号の用地となったため、1955年の文化会館建設と同時に同敷地北東隅に移転した。翌年10月31日に移転工事が竣工し、枯山水の石庭と大小の和室を備え、文化会館附属施設として結婚披露宴などに利用された。1980年4月、総合文化センターホール棟の建設工事着工のため閉鎖され、翌1981年8月に取り壊された。