写真1 長岡京跡出土木簡
釈文 (表)猪名郷物部刀自白米五斗 (裏)十二月十日
サイズ 縦124o・横17o・厚さ4o
写真提供:長岡京市教育委員会
長岡京跡右京六条二坊六町から出土したもの。下部をやや細く作っていて、
貢納された白米に付けられていた荷札と考えられます。猪名(為奈)郷に物
部〔もののべ〕氏が居住していたことがわかります。 なお、表面の傷みも
はげしく、下端は欠損しています。月日のみで、年が記されていませんが、
長岡京跡で出土したことから、長岡京期(延暦3〜同13年・784〜794)のも
のと推定されます。