ここで使用した史料は、「於浪婚姻諸入用覚帳」(地域研究史料館蔵、高寺秀典氏文書)です。こうした冠婚葬祭関係の文書は、
史料館蔵の各家文書にもよく残されており、各家にとって重要な史料であったことがうかがえます。しかしこれまでの近世史研究
においては、かならずしも十分に活用されていません。