1879年(明治12)に、兵庫県が財政上の見地から市域の栗山分署・坂部交番所を廃止した翌年、小田地区と園田地区の一部の村は村費(協議費)で運営する請願交番所を下坂部村に設けたが、立花地区11か村にはそうした動きはなく、栗山分署の廃止後同地区は伊丹分署の管轄に移された。その後1882年立花地区に新設されたのが上之島分署である。しかし4年後の1886年には再び廃止され、坂部請願分署に編入された。
執筆者: 草山巌
カテゴリ: 警察(近代)