中馬病院

ちゅうまびょういん
出典: Web版尼崎地域史事典『apedia』

  中馬興丸が、向島病院に続いて1915年(大正4)に別所字火之見町(現開明町3丁目)に開設し、院長を務めた病院。1916年当時の診療科目は内科・外科・小児科・眼科・産科・婦人科、病室21室、電気治療室など当時としては最新の設備を備えた尼崎で最初の本格的な病院であった。1916年5月に設立された尼崎市医師会も、当初は同病院内に置かれた。設立後ほどなくして、向島病院が構内に移転し吸収されたようである。1945年6月15日の空襲で焼失したが1948年6月に再建、1951年5月には私立から医療法人中馬医療財団に組織変更した。1967年3月には病院舎屋を新築、同時に分院である西武庫病院を武庫元町2丁目に設置し、現在にいたっている。

執筆者: 地域研究史料館

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