五月会

さつきかい
出典: Web版尼崎地域史事典『apedia』

  1948年(昭和23)5月、同年度にはじめて予算化された県の同和地区環境改善事業施行地区指定についての協議のため、市内各同和地区代表者が集まって結成された。5月に結成されたことから五月会と命名したという。著しく老朽化した地区内施設の県費による整備、劣悪な住環境や就労問題解決の要求活動、地区の実態についての交流などを行なった。1950年度から市の助成支出が開始され、1953年2月28日に尼崎市同和事業協議会へと改組し初代会長に池田徳誠が就任した。1970年4月には尼崎市同和対策促進協議会に改組し、以後数度の改称・改組を経て1982年6月に社団法人尼崎同和問題啓発促進協会として発足し同年7月1日法人認可、2002年7月には社団法人尼崎人権啓発協会と改称し、同和問題の解決に向けた取り組みを進めている。

執筆者: 地域研究史料館

参考文献

  • 『尼崎部落解放史』本編 1988 (社)尼崎同和問題啓発促進協会

関連項目

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