つくだ
出典: Web版尼崎地域史事典『apedia』

  摂津国西成郡のうち(現大阪市西淀川区)、左門殿川を挟んで川辺郡今福梶ヶ島村の対岸にあたる、神崎川河口近くの漁村。大和田とともに慶長年間(1596~1615)いらい運上を免除され、全国どこの河海でも自由に操業できる特権を江戸幕府から認められていた。1834年(天保5)猪名川藻川で新規に川猟をはじめた田能村と中食満村のものを佃・大和田両村が漁場妨げとして訴え、大坂東町奉行所は新規川猟の差し止めを命じた。江戸の佃島は、将軍家への献魚役を勤めた佃島漁師が移住して開いた地である。

執筆者: 地域研究史料館

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