全評
ぜんぴょう
出典: Web版尼崎地域史事典『apedia』
1934年(昭和9)11月18日の総評と全労統一全国会議との合同にともない、合法左翼主義の日本労働組合全国評議会(全評)が結成された。前年12月に阪神一般化学労働組合が常光寺に本部をおき西村好成・前田浩らで設立され、全労統一全国会議を通じて全評結成にも加わり、1934年12月には全評阪神地方協議会に改組、阪神金属・阪神化学両組合160人を傘下においた。1935年4月には東洋紡績神崎工場、1936年1月には大藪クロームメッキの争議を指導した。西村は1935年3月の全評関西地評大会では執行委員に選出されたが、1936年12月5日には全協再建活動の嫌疑で検挙された。
参考文献
- 西村好成「阪神地方全協活動の思い出」『地域史研究』第5巻第3号 1976
- 『戦前尼崎の労農運動』 1979 尼崎労農旧友会