久々知字宮ノ前(現久々知2丁目)にある真言宗善通寺派・正覚院末の寺院。山号は補陀洛山。「明治12年寺院明細帳」(『地域史研究』第7巻第1号)には817年(弘仁8)空海開基、『小田村勢』には同年堂海開基とある。本尊の木彫・十一面観音菩薩立像は、市域では数少ない藤原時代初期の作である。
執筆者: 地域研究史料館
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