労働福祉会館
ろうどうふくしかいかん
出典: Web版尼崎地域史事典『apedia』
1951年(昭和26)8月10日、尼崎市は労働者の文化施設として難波〔なにわ〕新町1丁目(現東難波町4丁目)に労働会館を設置した。この労働会館が老朽化したため、1966年同地に新たに市立労働福祉会館が建設され12月1日に開館した。敷地面積3,984m2、鉄筋コンクリート地下1階地上4階、延床面積5,477m2。勤労者の福祉増進・教養文化の向上を目的とし、定員560人の大ホールをはじめ各種会議室・教室等の施設を備えた施設であった。なお、1980年7月には東隣に労働センターが建設された。労働福祉会館は尼崎市を代表する公共施設として勤労者をはじめ多くの市民活動に利用されたが、建物の老朽化などを理由に2013年(平成25)3月末をもって貸館業務を終了した。ただし、他の施設利用への移行期間の暫定措置という位置付けのもと、同年7月12日から市役所東難波庁舎西館(旧労働福祉会館)として週末(金・土・日曜日)のホール利用に限り利用に供されたが、この措置も翌2014年3月30日をもって終了した。