区会

くかい
出典: Web版尼崎地域史事典『apedia』

  兵庫県では、神田孝平県令の創意によってはやくから地方民会が開設され、その一環として一九区制の下に区会が開設された。1874年(明治7)5月布達の区会議事細則によると、区会の議事役(議員)は町村会を開いている1町村より2人ずつ(1人は戸長、1人は町村会議事役の互選、任期2年)を選出し、区長または副区長が議長となり、通常年4回開かれることになっていた。1876年9月の地租改正問題のための臨時県会の開催に先立って、各区区会で討議され、それをうけて区長、区選出の県会議員が県会に出席しているなど、区会も大きい役割を果たしているが、一九区制の廃止とともに消滅した。

執筆者: 山崎隆三

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