南清水の素盞嗚神社境内にある、西面する帆立貝〔ほたてがい〕式前方後円墳。大塚山古墳の南方にあたる。全長約46m、後円部の径約40m・高さ約3m、前方部の径約12m・高さ約1.5m。北側には1960年代まで幅約14mの周濠跡が残っていた。墳丘上に社殿が建てられて封土が若干変形しているが、須恵器〔すえき〕片、土師器〔はじき〕片、円筒埴輪〔はにわ〕片が散布していた。遺物から6世紀中ごろと推定される。近辺では伊丹市御願塚古墳・芦屋市金津山古墳が同じ帆立貝式古墳である。
執筆者: 村川行弘
塚口古墳群(猪名野古墳群)に属する古墳である。
執筆者: apedia編集部
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