大坂町奉行

おおさかまちぶぎょう
出典: Web版尼崎地域史事典『apedia』

  大坂東西両町奉行所は大坂城代の管下に1619年(元和5)創設せられた。1,000~3,000石の旗本から選ばれた。東町奉行・西町奉行の2名が月番で、大坂の行政・司法と一部の立法権を行使するほか、やがて摂津・河内・和泉・播磨4か国にある幕府直領の租税を扱い、直領および領主の異なる村々間の民事訴訟を裁許するようになった。奉行所ははじめ大坂城外馬場角〔ばばかど〕にあったが、のち西町奉行所は本町橋角に移った。1868年(慶応4)2月廃止。

執筆者: 八木哲浩

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