尼崎学園
あまがさきがくえん
出典: Web版尼崎地域史事典『apedia』
1946年(昭和21)2月2日、文部次官通達にもとづき「尼崎市戦災孤児等集団合宿教育所」として兵庫県有馬郡道場村(現神戸市北区道場町塩田)に開設。設置主体は尼崎市、城内小学校の分教所として位置づけられ、市域の戦災孤児・引揚げ孤児などを保護し、生活および教育を保障することを目的とした。1950年4月1日、児童福祉法を適用し養護施設「尼崎市尼崎学園」と改称。教育部から民生部の所管となり、乳児を除き保護者のない児童などを保護・育成する施設となった。児童定員43人。1972年4月1日、全館新築完成(児童棟・管理棟・職員宿舎など鉄筋コンクリート2階建て)、定員60人。1989年(平成元)4月1日、時代の複雑・多様なニーズに的確迅速かつ専門的に対応するため運営を尼崎市社会福祉事業団へ委託。定員その他に変更はない。