尼崎警察署

あまがさきけいさつしょ
出典: Web版尼崎地域史事典『apedia』
尼崎中央警察署(1969年撮影)
尼崎中央警察署(1969年撮影)

  1995年(平成7)4月1日現在市域には、825人の警察官が兵庫県の機関である尼崎中央・尼崎東・尼崎西・尼崎北の4警察署のいずれかに所属して、市民生活の安全確保と社会秩序の維持にあたっている。このうち東・西・北の3署は太平洋戦争後に設けられその歴史は浅いが、中央署は1877年(明治10)旧城郭内松の丸(現南城内)に開設された尼崎交番所(巡査5)にまでさかのぼる。明治時代の初めごろ、川辺郡内における警察事務処理の中心は伊丹であったが、中ごろ以降尼崎地方が工業地帯として発展していくとともに著しく重要性を増し、1906年に尼崎警察署に昇格するなど、同署は阪神間における最重要警察となった。現在市域では、北部地区の市街化が急ピッチで進行しており、これに対応するため兵庫県警察本部では北警察署の体制強化につとめ、現在同署はすでに中央署をしのぎ、市内最大規模の警察署となっている。尼崎警察庁舎は1926年(大正15)、旧城郭内二の丸(現北城内)に建設され、さらに1970年(昭和45)には昭和通2丁目に新築移転した。

執筆者: 草山巌

  2006年4月、尼崎中央警察署と尼崎西警察署が統合され、旧中央署を本庁舎として尼崎南警察署が設置された。旧西署は尼崎南警察署西分庁舎となり、従来西署の管轄であった立花地区の一部が北署の管轄に変更された。

  2017年3月、尼崎東警察署が、長洲本通1丁目から潮江5丁目の新築庁舎に移転し、業務を開始した。

  2019年10月、尼崎南警察署が庁舎の現地建て替えのため、仮庁舎(旧尼崎南警察署西分庁舎・浜田町4丁目)に移転、昭和通2丁目に新庁舎を建設し、2022年7月19日に南警察署が移転した(旧西分庁舎は施設廃止)。

執筆者: apedia編集部

参考文献

  • 『尼崎市警察史』 1955
  • 『兵庫県警察史』昭和編 1975

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