2012年
(平成24年より転送)
出典: Web版尼崎地域史事典『apedia』
世紀: | 20世紀 - 21世紀 - 22世紀 |
年表 10年紀: | 1990年代 2000年代 2010年代 2020年代 2030年代 |
周辺の年: | 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 |
平成24年
- 1月 - 兵庫県尼崎港管理事務所が徳島大学の協力を得て2008年以来進めてきた水質浄化実験の成果をふまえて、同管理事務所が管理する尼崎運河の水質浄化装置が稼働を開始した。
- 1月17日 - 塚口本町1丁目の永楽商店街で未明に火災が発生し、商店街の南西部分計7店舗約860m2が焼失した。
- 1月21日 - 尼崎市立文化財収蔵庫をロケ地として撮影が行なわれた映画「ALWAYS 三丁目の夕日'64」が公開された。
- 3月27日 - 尼崎市は、市所蔵の「天龍寺関係文書」が市指定文化財に指定した。
- 3月30日 - 尼崎市は、平成24~33年度を計画期間とし、下水道施設の今後の整備についての基本的な考え方等を示した「尼崎市下水道中期ビジョン」を策定した。
- 3月
- パナソニック(旧松下電器産業)のプラズマディスプレイを生産する尼崎第三工場が、販売不振により3月末をもって稼働を休止した。
- 中皮腫及び肺がんに罹患し死亡した日本通運の元労働者5人(クボタ神崎工場へのアスベスト原料輸送作業従事者4人及び日通大物車庫での作業従事者1人)の遺族が、日通とクボタを被告として損害賠償等を求めた日通アスベスト訴訟について、クボタでの作業従事者4人の遺族とクボタの間に解決金支払いによる和解が成立した。
- 4月
- 尼崎市は企画財政局にシティプロモーション推進部を設け、シティプロモーション事業(都市魅力の創造・発信事業)を開始した。
- 尼崎市は市内の環境の向上と地域経済の活性化、新規事業・雇用等の創出の同時達成を目指す「尼崎版グリーンニューディール」(AGND)の取り組みを開始した。
- 尼崎市は、平成24~28年度を計画期間とする「第2次尼崎市男女共同参画計画」を策定した。
- 尼崎市は、平成24~28年度を計画期間とする「尼崎市配偶者からの暴力(DV)対策基本計画」を策定した。
- 6月6日 - 全国街路事業促進協議会が主催する第24回全国街路事業コンクールで兵庫県と尼崎市、神戸市、芦屋市、西宮市の「山手幹線街路整備事業」が国土交通大臣賞を受賞した。
- 6月26日 - 尼崎市は、2025年に向けてめざす都市像を示した尼崎市総合基本計画「にぎわい・創生・あまがさき」策定の1990年当時と比較して、大きく社会情勢が変化しているとして、新たに平成25~34年度のまちづくり構想と基本計画を定める第5次尼崎市総合計画を「ひと咲きまち咲きあまがさき」をキャッチフレーズとして策定し、この日、市議会の議決を得て公表した。
- 6月28日 - 中皮腫及び肺がんに罹患し死亡した日本通運の元労働者5人(クボタ神崎工場へのアスベスト原料輸送作業従事者4人及び日通大物車庫での作業従事者1人)の遺族が日通を提訴(クボタと原告はこの年3月に和解)した日通アスベスト訴訟の神戸地裁判決が下され、日通に対して損害賠償が命じられた(日通は控訴)。
- 7月1日 - 尼崎市は、雨水貯留タンク設置助成金交付事業を開始した。
- 7月6日
- 尼崎市は市の施設及び主催する式典・行事等における国旗掲揚について定めた「尼崎市国旗の掲揚に関する条例」を公布し、即日施行した。
- 尼崎市公営企業審議会は、持続可能なバス交通サービス提供のうえで市営バスの民営化が望ましいと尼崎市長に答申した。
- 7月7日 - 尼崎市の主要事業を3か年計画で市民参画・市民目線により点検・評価する「尼崎市公開事業たな卸し」の第1回が、この日と8日の2日間にわたって実施された。
- 7月19日 - 近松門左衛門の作品上演を目的として1981年に発足した近松座の30周年記念公演として、「松竹大歌舞伎近松座公演」があましんアルカイックホールで催された。
- 7月24日 - 大阪湾フェニックス計画埋立事業の一部完了にともなう埋立地「船出」の区域編入告示により、市域が50.20km2となり、50km2を超えた。
- 8月1日 - 尼崎市は市の魅力を発信するシンボル「チャレンジ!あまがさき夢大使」の制度を新たに設け、初の大使として市内在住の漫画家尼子騒兵衛(そうべえ)氏と尼崎市出身のF1レーサー小林可夢偉(かむい)氏に同大使を委嘱した。
- 8月7日 - 久保田鉄工神崎工場周辺での居住歴があり、中皮腫により亡くなった住民2人の遺族がクボタと国を相手取って神戸地方裁判所に提訴した兵庫尼崎アスベスト訴訟の一審判決がくだされ、神戸地裁は国の賠償責任は認めず、住民のうち1人についてクボタの賠償責任を認め賠償金約3,200万円の支払いを命じた。これに対してクボタは大阪高等裁判所に即日控訴し、原告側も8月20日に控訴した。
- 8月10日
- 尼崎公害患者・家族の会が地域住民の交流施設「赤とんぼの里」(1999年9月19日設置の「尼崎ひと・まち・赤とんぼセンター」の活動を引き継ぐ施設)を大物町1丁目に開設し、開所式が行なわれた。
- 検討調査が行なわれてきた東日本大震災の災害廃棄物(がれき)の大阪湾広域臨海環境整備センター(大阪湾フェニックス計画にもとづく尼崎市沖と泉大津市沖の最終処分場)での処理について、環境省が関西広域連合に対して実施しない旨を正式に通知した。
- 9月7日 - 園田競馬場は、この日から11月9日まで計10日間、毎週金曜日の夜に関西初となるナイター競馬を開催した。定例開催前の試行として実施したもの。
- 10月1日
- 11月7日 - 尼崎市は、市内に開設されたスーパー銭湯から徴収すべき入湯税の過少申告を容認する合意が2000年当時の市担当者と業者の間に交わされた結果、平成12~17年度の入湯税が過少申告されたことに関する報告書(『入湯税の過少申告問題に係る報告書』)を公表した。
- 11月30日 - 阪神尼崎駅の「尼セン」が「AMASTA AMASEN(アマスタ アマセン)」の名称で再オープンした。
- 12月12日 - 尼崎事件、あるいは尼崎連続変死事件などの名称で知られる事件の主犯とされる女性が、兵庫県警察本部の留置所で自殺した。