弥生ヶ丘斎場
やよいがおかさいじょう
出典: Web版尼崎地域史事典『apedia』
弥生ヶ丘町に位置する市営火葬場と墓地。尼崎市では、市内各所に散在する旧村墓地の野焼き同然の状態を解消するため、1938年(昭和13)に公園式墓地の建設と市内墓地の集中移転方針を決定、翌1939年には額田字辻ノ前一円を候補地として買収を開始し、1940年には今福墓地、1942年には西長洲墓地が早くも新公園墓地内に移転した。引き続き墓地造成・火葬場着工の予定であったが戦中・戦後にかけて中断、1949年斎場建設着工、1950年に竣工・開業した。また市内各所の墓地から移転を進め、1955年6月には墓園第一期工事分の新規墓地使用申込受付も開始した。1993年(平成5)4月現在斎場敷地面積3,145m2、建築面積719m2、墓園敷地面積4万8,022m2、墓碑数約6,000基。