旧幕府領・田安領の管理

きゅうばくふりょう たやすりょうのかんり
出典: Web版尼崎地域史事典『apedia』

  1868年(慶応4)正月維新政府は旧幕府領や恭順しなかった旗本領などを没収したが、政府はその管理の体制がととのっていなかったので近隣の諸藩にその管理を命じた。市域の旧幕府領(代官斎藤六蔵支配地)・旧田安領(猪名寺村)はこのとき尼崎藩に「当分取締り」が命じられた。しかし、旧幕府領は2月尼崎藩の管理が解かれ兵庫裁判所の管轄となった。5月兵庫裁判所は兵庫県(第1次)と改称され、それと同時に川辺郡下にあった旧幕府領は大阪府司農局(7月から北司農局)に移管された。旧田安領は同年7月、田安家の旧領知復活が認められたのでふたたび田安領となり、尼崎藩の管理をはなれた。

執筆者: 山崎隆三

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