東屋敷

ひがしやしき
出典: Web版尼崎地域史事典『apedia』

  1618年(元和4)に開始された近世尼崎城の築城に際して、城の西に隣接してつくられた侍屋敷町。戸田氏が大垣に転封する1635年(寛永12)までに建設された。梅の水町・妙光寺町・火の見町・塔の町・日雇辻〔ひようつじ〕町にわかれ、物頭・使番・近習・用人などの近習や郡代・目付・奉行といった民政関係の侍など、おおむね禄高100~200石という、比較的上級の武士が居住していた。ほぼ現在の開明町にあたる。

執筆者: 地域研究史料館

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