かつて旧尼崎町の風呂辻町にあり、1955年（昭和30）東大物〔だいもつ〕町1丁目に移転した浄土真宗本願寺派の寺院。山号は揚林山。「明治12年寺院明細帳」（『地域史研究』第7巻第1号）には開基不詳、文禄年間（1592～1596）教祐中興とある。また『尼崎志』は、もと天台宗であったとも伝えられ教尊（1458年・長禄2没）が改宗開基、大坂天満定専坊〔じょうせんぼう〕の末寺で、中興教祐の時本山より寺号許可・名号下付等があったのであろうと推測している。
執筆者: 地域研究史料館
カテゴリ: 寺
