東難波字屋敷(東難波町3丁目)にある浄土真宗本願寺派の寺院。山号は梅花山。『尼崎志』は、同寺初代は寿皇(1527年・大永7没)であるが、それ以前の草庵が、同村旧家広岡氏の祖先と伝えられる了寿浄教(1462年・寛正3没)にまでさかのぼるとしている。また「明治12年寺院明細帳」(『地域史研究』第7巻第1号)には1501年(文亀元)寿珀開基とあるが、『尼崎志』はこれを中興・寿伯を誤ったものとしている。近世には興正寺末であった。
執筆者: 地域研究史料館
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