はま
出典: Web版尼崎地域史事典『apedia』

  小田地区の大字。市域東部に位置する。古代に海浜であったことに由来する地名であろう。中世には浜崎荘の荘域であったと考えられる。史料上の初見は1605年「慶長十年摂津国絵図」。

  近世初期には幕府領1643年(寛永20)尼崎藩から分知された旗本青山氏(幸通系)と(同氏幸正系)の入組となった。村高は「慶長十年摂津国絵図」に471.205石、「元禄郷帳」「天保郷帳」に486.279石とある。大井組に属した。氏神は次屋の伊邪那岐〔いざなぎ〕神社が両村立会。

  1889年(明治22)以降は小田村1937年(昭和11)以降は尼崎市の大字となった。1981年の住居表示により浜となったほか、一部が次屋・西川・常光寺・潮江となった。

執筆者: 地域研究史料館

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