猪名寺駅(福知山線)

いなでらえき(ふくちやません)
出典: Web版尼崎地域史事典『apedia』

  福知山線の電化と伊丹-塚口間新駅設置の促進は、1947年(昭和22)の尼崎市園田村の合併の際の覚書にも盛り込まれており、永年の地元の悲願であった。以来市や国鉄との折衡を繰り返し、1973年7月17日には国鉄猪名寺駅新設促進協議会が結成され設置運動を進めた。前年の1972年7月に国鉄が新駅設置工事費の地元負担を条件提示し、1974年3月尼崎市議会で工事費市負担と予定地周辺の北園田第一土地区画整理事業の市施行を決定、これを受けて1977年7月国鉄は猪名寺地内の新駅設置を承認した。1978年3月9日、市議会・地元・商工業界により国鉄福知山線猪名寺新駅設置促進期成同盟会を結成、用地・資金の確保など課題の解決にあたった。1981年3月30日開業式、4月1日の福知山線大阪-宝塚間複線電化と同時に営業開始。

執筆者: 地域研究史料館

参考文献

  • 『国鉄福知山線猪名寺駅新設記念』 1982 国鉄猪名寺駅新設促進協議会
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