寺町に在る浄土宗・知恩院末の寺院。『尼崎志』は円誉一実源永(1490年・延徳2没)開基としている。山号薬王山、院号積善院。もとは大物町にあり、近世尼崎城築城にともない元和年間(1615~1624)に寺町へ移転したと考えられる。東富松西運寺、尾浜光明寺はもと甘露寺の末寺であったと伝えられる。
執筆者: 地域研究史料館
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