神戸銀行
こうべぎんこう
出典: Web版尼崎地域史事典『apedia』
1936年(昭和11)12月に県下7銀行が合併してできた銀行。同銀行尼崎支店は1937年8月、昭和通5丁目に開設された。1938年4月には政府は軍需産業への金融円滑化と軍需産業地区の貯蓄吸収をねらって銀行支店新設不許可方針を撤廃し、それと前後してこの時期には各大手銀行支店が尼崎へ進出した。1939年1月には昭和通3丁目(現東難波〔なにわ〕町5丁目)に支店新店舗が落成、1945年6月1日の空襲で焼失したが、翌年4月には同じ場所に復興されて現在に至っている。ほかに戦前から存続している支店としては、1942年11月に伊丹支店塚口出張所として開設された塚口支店がある。
なお神戸銀行は、1973年10月に太陽銀行と合併して太陽神戸銀行、1990年4月には三井銀行と合併して太陽神戸三井銀行となり、1992年4月にはさくら銀行と改称した。
さくら銀行は2001年に住友銀行と合併し、三井住友銀行となった。2006年現在の尼崎支店は、旧住友銀行尼崎支店の場所(昭和通3丁目)にある。神戸銀行伊丹支店塚口出張所は三井住友銀行塚口支店となっている。
参考文献
- 『神戸銀行史』 1958