阪神電鉄出屋敷駅北部を主とする竹谷町・宮内町周辺17.5haを対象に、組合により1923年度(大正12)から1927年度(昭和2)まで施行された。1905年(明治38)の出屋敷駅開設後、周辺の宅地化の進行をみて事業の急施を要するとして、土地所有者が組合を結成して事業を行なった。市は、これに技術援助と助成金の支出をした。本事業は、耕地整理事業として施行されたが、その目的は人口増加に対処する宅地の整備であった。
執筆者: 枝川初重
カテゴリ: 行政(近代)