戦国時代にあった城。摂津国人河原林正頼芦屋荘内に築いた鷹尾城(芦屋市城山)のことをいうか。当時摂津国内は、細川澄元に属する派と細川高国に属する派とに分かれ抗争しており、正頼は高国に従っていた。1511年(永正8)7月に澄元派の細川尚春に攻められ、一時勝利したものの、8月には城を明け渡している。細川澄元書状にも7月23日、摂州芦屋城へ詰寄り、外城を責(攻)め落とすとある。当時鷹尾城を芦屋城と称したものか。
執筆者: 田中勇
カテゴリ: 事項(中世)