旧尼崎町の東本町から城内・西本町にかけて、本町通沿いに明治期以来栄えた商店街。玄蕃堀から左門殿川まで2kmほどの区間に、各種小売店・飲食店・銀行・芝居小屋・映画館などが軒をつらね活況を呈した。1945年(昭和20)商店街が家屋疎開の対象となり、庄下川以西の西本町では商店街の南側、以東の城内・東本町では主として北側が取り壊された。これにより商店街は消滅し、のちに跡地に国道43号が建設された。1991年(平成3)に地元住民の手によって、1941~1942年ころの商店街家並復元図が作製・発行された。
執筆者: 地域研究史料館