尼崎養老院
あまがさきようろういん
(長安寮より転送)
(長安寮より転送)
出典: Web版尼崎地域史事典『apedia』
1932年(昭和7)2月、市方面委員会の事業として、東難波の市営住宅の1棟6戸を利用して尼崎養老院が開設され、同年1月施行された救護法により収容を要する者を入院させた。1940年5月、久々知字東川田に木造2階建て、定員30名の施設を新築・移転、戦時中・終戦直後は戦災孤児も収容した。1950年11月、民生委員(方面委員が1948年7月改称)の経営から移管されて市の生活保護施設となる。1951年5月市立養老院から市立長安寮と改称、8月には増築し定員70名となるが、設備が厚生省の新基準にあわないことと、名神高速道路が敷地の一部を通ることとなったため移転が必要となった。1962年8月、西昆陽字田近野(現西宮市田近野町)に鉄筋コンクリート平屋建て、建築面積460坪、定員100名の施設を新築し移転、1963年8月には新たに施行された老人福祉法に定める施設となった。1983年6月、東難波〔なにわ〕4丁目に鉄筋コンクリート3階建て、延床面積2,960m2、定員100名の施設を新築し移転した。