伝説。大庄西町2丁目の旧国道の武庫川橋東詰にあるなだらかな坂道の呼称。羽柴秀吉が中国征伐の最中に「本能寺の変」を知り、急ぎ毛利輝元と和睦して引き返す途中、このあたりまで来るとキジがいっせいに飛び立った。異常を悟った秀吉は道を変えて難をのがれ、主君のあだを討つことができたという。キジが飛び立ったところを「雉が坂」と呼び伝えている。
執筆者: 山下幸子
カテゴリ: 民俗