青山氏(幸成系)の分家。1694年(元禄7)尼崎藩主青山幸督の弟幸澄が、武庫・菟原〔うはら〕郡のうちにおいて新田2,000石を内分知されて成立した。市域では西新田の角右衛門新田ほかと、浜田の新田が該当する。内分知であるため、施政は宗家尼崎藩青山氏が代行し、藩領とかわらぬ扱いをうけた。
執筆者: 山下幸子
カテゴリ: 領主・支配(近世)