1769年(明和6)尼崎藩の飛び地領となった播磨国赤穂郡31か村のうち、16か村を統括した大庄屋組。その村々は高田宿・奥・宇治山・神明寺〔じんみょうじ〕・西野山・正福寺・周世〔すせ〕・下土井・寺田のうち・下田・上・瓜生〔うりゅう〕・森・矢野中野・金坂・釜出の高3,973.294石であった。大庄屋は高田宿村の小林氏、伊勢氏が務め、明治にいたった。一時期上郡組大庄屋竹内氏が兼帯している。
執筆者: 平井漠
カテゴリ: 領主・支配(近世)