1876年
出典: Web版尼崎地域史事典『apedia』
世紀: | 18世紀 - 19世紀 - 20世紀 |
年表 10年紀: | 1850年代 1860年代 1870年代 1880年代 1890年代 |
周辺の年: | 1873年 1874年 1875年 1876年 1877年 1878年 1879年 |
明治9年
- 1月27日 - 兵庫県の地租改正掛は、前日の期限までに地租改正一筆限帳を提出しなかった西昆陽村と見佐村(播磨国神西郡)に即時提出を督促した。
- 2月4日 - 下坂部村の喜多太郎兵衛など7人の兵庫県会議員が、地租改正問題を議題とする臨時県会開催を兵庫県令に願い出た。
- 2月5日 - 第8区会議所は、臨時県会開催に先だって区の小会議を7日に開く旨を区内村々に通達した。
- 2月 - 地租改正問題を議題とする臨時県会が議員(区長)の要求により招集され、地価算定・地租賦課実施方法などへの反対が討議された。
- 3月13日 - 中在家町の魚問屋たちは、生魚市場での営業鑑札を持たない町内の者が沖合で生魚船と直接取引きするのを差し止めてほしいと兵庫県に嘆願した。
- 3月13日 - 兵庫県は、魚荷主方への仕込金差出しや代金未収による損金などを理由とする魚問屋の減税嘆願を却下した。
- 7月 - 東新・西新・両島・今北の4小学を統合して、西新田村に西新小学校が設置された(現市立大庄小学校の前身)。
- 8月21日 - 飾磨〔しかま〕県(播磨一円)・豊岡県(但馬一円と丹波の多紀・氷上〔ひかみ〕2郡)・名東県(淡路一円)が兵庫県に統合され、第3次兵庫県が成立した。
- 9月9日 - 森岡昌純が兵庫県権令に任命された。
- 9月 - 兵庫県は、地租改正の改正仮額告示に従って村々から申告があり、全県下の地位等級調べが完了したと布達した。
- 10月11日 - 兵庫県の新地租施行伺を政府が承認した(地租改正)。
- 11月14日 - 東武庫村の地価が改正仮額告示より低額で確定した(地租改正)。
- 12月19日 - 時友村など第8区の10か村は、隣接諸村の地租が告示仮額より低く確定したのを不満として地租の実地点検を兵庫県に嘆願した。翌年4月まで生津村・善法寺村などの減租嘆願が続いた(地租改正)。