1937年

出典: Web版尼崎地域史事典『apedia』
世紀:19世紀 - 20世紀 - 21世紀
年表 10年紀:1910年代 1920年代 1930年代 1940年代 1950年代
周辺の年:1934年 1935年 1936年 1937年 1938年 1939年 1940年

昭和12年

  • 1月15日 - 尼崎製釘所で退職手当その他の待遇改善を要求して職工245人が、同月17日までストに入り、西本町の教延寺に籠城した。
  • 2月1日 - 大庄村長に野里義見が就任した。
  • 2月28日 - 尼崎第三尋常小学校(旧開明小学校)の鉄筋コンクリート校舎が竣工した(現尼崎市役所開明庁舎)。
  • 2月
    • 日本電力及び関西共同火力発電の火力発電所が排出する煤煙への反対運動が、衛生組合を中心として活発化した。
    • 神戸市の武庫川上流取水施設工事対して尼崎・西宮両市と武庫・川辺郡9か村が反対運動を起こした。
  • 3月1日 - 橘土地区画整理組合が敷設した水道が給水を開始した(立花水源地)。
  • 3月6日 - 日本油脂ベルベット石鹸と日本食料工業のいわし肥料部門、国産工業不二塗料製造所などの統合により設立された。
  • 3月23日 - 尼崎市域の室戸台風による被災地の復興を目的とする災害復旧土地区画整理事業が計画認可された。
  • 3月25日 - 関西ペイント従業員400人中200人が日給引上げなどを要求して怠業に入り、同月27日、兵庫県特高課の調停により解決した。
  • 4月28日 - 篠山歩兵第70連隊が満州に出動した。
  • 5月24日 - 西新田地先の尼崎築港埋立地(現扇町)に新設された日本石油関西製油所がほぼ完成し、一部操業を開始した。
  • 5月 - 日立製作所が国産工業を吸収合併し、西高洲町の同社安治川鉄工所を尼崎工場とした。
  • 6月1日 - 日本油脂が合同油脂に合併し、同月25日に合同油脂が日本油脂と改称した。
  • 6月24日 - 天狗塚から採土中に古墳主体部を崩し、副葬品が出土した(大塚山古墳)。
  • 7月24日 - 村野藤吾設計の大庄村役場新庁舎上棟式が行なわれた。
  • 7月
    • 畠田繁太郎著『尼崎今昔物語』が萬有社から刊行された。
    • 尼崎市初の塵芥焼却場が東高洲町に完成し、試験焼却を開始した。
  • 8月25日 - 神戸銀行尼崎支店が開設された。
  • 8月26日 - 尼崎市は、尼崎尋常高等小学校において、日中戦争開戦後初の市葬を執り行ない戦死者2人を追悼した。1937年中の本籍者及び市内居住(寄留)者の戦死・戦病死者は計32人にのぼった。
  • 8月 - 秋岡政治郎が西本町の住家と敷地を尼崎市に寄付した(琴秋閣)。
  • 9月6日 - 尼崎製鉄尼崎製鋼所久保田鉄工所の折半出資により大庄村又兵衛新田(現尼崎市大浜町2丁目)に設立された。
  • 10月9日 - 尼崎市は国民精神総動員運動に関する協議会を開き実施要項を決定した。
  • 10月13日 - 尼崎市はこの日から一週間を国民精神総動員強調週間(実施週間)と定め、時局講演会や勤労奉仕などを実施した。
  • 10月20日 - 阪神急行電鉄神戸線に武庫之荘駅が設置された。
  • 11月3日 - 日中戦争緒戦の上海占領を祝う戦捷〔せんしょう〕祝賀会及び旗提灯行列が尼崎市内において行なわれた。
  • 11月21日 - 尼崎市出身戦死者の招魂祭が尼崎尋常高等小学校で行なわれた。
  • 11月 - 村野藤吾設計の大庄村役場が大庄尋常高等小学校西側にあった従来の村役場のさらに西側(西新田地内)に竣工した。
  • 12月5日 - 杭瀬春日庄次郎らが日本共産主義者団を結成した。
  • 12月11日 - 日中戦争緒戦の南京攻略を祝う戦捷〔せんしょう〕祝賀会及び旗提灯行列が尼崎市内において行なわれ、翌12日にも南京陥落祝賀大会が行なわれた。
  • 12月 - 関西共同火力発電大庄村末広町に建設した尼崎第二発電所の第1号機が完成し、発電を開始した。
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