1988年

出典: Web版尼崎地域史事典『apedia』
世紀:19世紀 - 20世紀 - 21世紀
年表 10年紀:1960年代 1970年代 1980年代 1990年代 2000年代
周辺の年:1985年 1986年 1987年 1988年 1989年 1990年 1991年

昭和63年

  • 3月1日 - 公害健康被害補償法の一部を改正する法律等の施行により、この日をもって尼崎市を含む全国の公害健康被害第一種(大気系)地域の指定が解除され、第一種地域の公害病認定患者の新規の認定ができなくなった。
  • 3月23日 - 尼崎市が『尼崎市史』第13巻を刊行し、市制50周年(1966年)を記念して1962年以来実施してきた編集事業が完結した。
  • 3月31日
    • 尼崎市環境事業局が『尼崎市の清掃事業史』を刊行した。
    • 尼崎同和問題啓発促進協会が『尼崎部落解放史』本編を刊行した。
  • 3月 - 尼崎市は「住環境整備条令」にもとづく「尼崎市住環境整備基本計画」(南部版)を策定した。
  • 4月1日
    • 尼崎市教育委員会は歴史博物館・図書館準備室を設け、北城内の兵庫県立尼崎病院転出跡地への博物館・新図書館建設に向けた周辺用地買収・資料収集などの準備事業を開始した。
    • 昭和60年に尼崎市交通局が設立した尼崎交通事業振興協会を発展的に解消し、市営バス事業に付随する業務の委託などを引き継ぐ尼崎交通事業振興株式会社が設立された。
    • 鉄鋼短期大学が産業技術短期大学と改称した。
    • 尼崎市は、上坂部伊佐具神社社号標石守部の「素盞鳴神社おかげ踊り図絵馬」を、市指定文化財に指定した。
  • 4月15日 - 尼崎市スポーツ振興事業団が運営するシティスポーツクラブ「尼崎ウッディ」がオープンした。
  • 4月28日 - 野草市政10周年を機に、野草氏を支援する社会党や総評尼崎地方評議会など革新市民連合を中心とする実行委員会主催の「尼崎市政を考える市民シンポジウム」が尼崎市総合文化センターで開催され、野草平十郎市長も出席して市政について報告した。
  • 6月13日 - 庄下川が、地域整備と一体となった河川改修により良好な水辺空間を形成する「ふるさとの川モデル河川事業」の対象河川として建設省の指定を受けた。
  • 7月15日 - 1961年建設の旧体育会館に替わって新築され、市立スポーツマン会館の機能を取り入れた記念公園総合体育館が開館し、記念式典が行なわれた。これにより、市立スポーツマン会館は廃止された。
  • 8月7日 - 1961年建設の旧体育会館に替わって新築され、市立スポーツマン会館の機能を取り入れ7月15日に開館した記念公園総合体育館の一般利用が開始された。
  • 8月10日 - 尼崎市社会福祉協議会大庄支部が地域の歴史写真集『写真でつづる近代大庄のあゆみ』を刊行した。
  • 10月1日
    • 尼崎市水道局が『尼崎市水道70年史』を刊行した。
    • 通商産業省工業技術院電子技術総合研究所大阪支所が通商産業省工業技術院電子技術総合研究所大阪ライフエレクトロニクス研究センターと改称した。
  • 11月28日 - 競艇場(尼崎競走場)の警備をめぐる尼崎市と尼崎西警察署の癒着疑惑をNHKが報じ、問題が発覚した。
  • 12月12日 - 競艇場(尼崎競走場)の警備をめぐる尼崎市と尼崎西警察署の癒着疑惑について、兵庫県警は過去3年間の飲食・物品などの接待額が約1千万円にのぼることを確認したうえで、疑惑の中心人物である前警ら課長を懲戒免職処分とし、同月22日には県警本部長ら3人に処分を下した。
  • 12月26日 - 尼崎公害患者・家族の会が呼びかけて結成された公害被害者ら483人からなる原告団が、尼崎大気汚染公害訴訟を提訴した(第1次提訴)。
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