2015年
出典: Web版尼崎地域史事典『apedia』
世紀: | 20世紀 - 21世紀 - 22世紀 |
年表 10年紀: | 1990年代 2000年代 2010年代 2020年代 2030年代 |
周辺の年: | 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年 |
平成27年
- 1月17日 - 阪神・淡路大震災から20年を経過したこの日の前後、被災地各地で追悼式など震災関連の催しが行なわれた。
- 1月 - 2016年に市制100周年を迎える尼崎市は、2015年をプレ記念期間と位置付け、官民協働の多彩な記念事業を開始した。
- 2月16日 - 尼崎市は、園田学園女子大学及び同短期大学部との間に、健康づくり・学校教育・生涯学習・子ども子育て支援その他の分野における相互連携協力に関する包括協定を締結した。
- 2月17日 - 久保田鉄工神崎工場周辺での居住歴があり、中皮腫により亡くなった住民2人の遺族がクボタと国を相手取って提訴した兵庫尼崎アスベスト訴訟について、最高裁は原告・被告双方の抗告を退ける決定を下した。これにより、神戸地裁の一審判決と同様に国の賠償責任を認めず、住民のうち1人についてクボタの賠償責任を認め賠償金支払いを命じた2014年の大阪高裁判決が確定した。
- 2月28日 - 原爆被爆体験の語り部活動を1999年以来続けている尼崎市原爆被害者の会会員の体験証言を収録したDVD「忘れてはならない夏がある 原爆を見た日」が制作・公表された。
- 3月19日 - 尼崎市武庫之荘在住の落語家で人間国宝の桂米朝(本名・中川清)が亡くなった。
- 3月21日 - 近松門左衛門ゆかりの尼崎市において、近松作品を学び、親しみ、浄瑠璃人形の製作と劇の上演などを行なう市民団体「近松応援団」が最後の総会を開き、平成26年度を最後として会の活動を終了することを決定した。
- 3月25日
- 尼崎市は環境負荷低減ため燃料電池自動車(FCV)の普及促進を図るべく、市長公用車に世界初の量産型FCVであるトヨタ自動車製MIRAI(ミライ)を導入することとし、この日、尼崎市内にある日本初の商用水素ステーション「イワタニ水素ステーション尼崎」(次屋3丁目)において納車式が行なわれた。
- 尼崎市は、市所蔵の「足利義詮書状」を市指定文化財に指定した。
- 3月 - 尼崎市は、2012年に公布された「子ども・子育て支援法」等にもとづき、平成27~31年度を計画期間とする尼崎市子ども・子育て支援事業計画を策定した。
- 4月1日 - 尼崎市は、仕事探しや生活面で困難を抱える人とその家族の相談に応じ、関係機関の紹介や継続的支援を行なう「しごと・くらしサポートセンター尼崎」を市役所内に開設した。
- 4月17日 - 聖トマス大学が廃止された。
- 4月24日 - JR福知山線脱線事故から10年となる前日のこの日の夜、事故犠牲者遺族有志が作る実行委員会が、久々知の事故現場で約600本のろうそくをともして犠牲者を追悼する催しを行なった。
- 4月25日 - JR福知山線脱線事故から10年を経過し、尼崎市総合文化センターあましんアルカイックホールにおいてJR西日本主催の追悼慰霊式が催された。
- 4月 - 尼崎市は、2012年に公布された「子ども・子育て支援法」等にもとづき、幼児期の学校教育・保育、地域の子ども・子育て支援を総合的に推進する「子ども・子育て支援」新制度を開始した。
- 5月13日 - 尼崎商工会議所が、市内の登録店舗で7月18日から9月30日まで使用可能な25%割引のプレミアム付き商品券「あまプレ25」の予約受付を開始した。また5月以降、市内のエリアや商店街別に、期間限定で30%割引となるプレミアム付き商品券「あまプレ30」も発売された。
- 5月27日 - 尼崎市は、2009年10月以来JTB関西尼崎店内に開設していた「あまがさき・街のみどころご案内所」を移転する形で、市の観光情報を案内するあまがさき・魅力案内所「あまらぶ i + Plus(アイ・プラス)」をJR尼崎駅構内にを開設した。
- 5月30日 - アニメ「忍たま乱太郎」の主人公・猪名寺乱太郎の名字のルーツである猪名寺に「万葉の里・猪名寺忍者学校」が開校し、園田北小学校の児童約50人が入学した。
- 5月 - 尼崎市は、2014年年3月に「国民健康保険法に基づく保健事業の実施等に関する指針」が改正され、国民健康保険法第82条で規定された保健事業について健康・医療情報を活用してPDCAサイクルに沿った事業実施計画(データヘルス計画)の策定・実施評価が定められたのを受けて、平成27~29年度を計画期間とする「尼崎市健康保険事業実施計画(データヘルス計画)第1期」を策定した。
- 6月4日 - 尼崎市は、再生可能エネルギー活用・エネルギー消費低減・経済活性化などをめざす尼崎版スマートコミュニティの第1号として、電気使用料の見える化と地域通貨を活用した省エネ・地域活性化をめざすJR塚口駅東側の再開発地区ZUTTOCITY(ズットシティ)の取り組みを認定した。
- 6月27日 - 2005年にクボタ旧神崎工場の元従業員および周辺住民に石綿(アスベスト)による健康被害が発生していることがあきらかとなった「クボタショック」から10年を機に、この日と28日の2日間、尼崎市中小企業センターを会場とする「アスベスト被害の救済と根絶をめざす尼崎集会」が、中皮腫・アスベスト疾患患者と家族の会、同尼崎支部、尼崎労働者安全衛生センターの主催により開催された。
- 7月1日
- 兵庫県立尼崎病院・塚口病院を移転・統合して、東難波町2丁目の市立尼崎産業高等学校跡地に兵庫県立尼崎総合医療センターが開院した。
- 尼崎市は、民間資金により事業者が公益的事業を行なうソーシャル・インパクト・ボンド(SIB)の実証実験全国3例目として、公益財団法人日本財団の事業費提供によりNPO法人育て上げネットが実施する生活保護を受給する若年層の求職活動・就労支援を、1年間の予定で開始した。
- 尼崎市は犯罪被害者等に対する支援内容などを定める「尼崎市犯罪被害者等支援条例」を施行した。
- 尼崎市は、隣接する西宮・伊丹・宝塚市域の武庫川河川敷でのバーベキューが禁止されていることを踏まえて、従来バーベキューが容認されていた尼崎市域部分の武庫川河川敷においても臨港線(南武橋)の南約500メートルより海側を除いて禁止する社会実験を開始した(2017年11月26日まで実施)。
- 8月8日 - この日と9日の2日間、市民など100人以上が講師を務める「みんなのサマーセミナー」の第1回が、同実行委員会の主催により百合学院を会場として開催された。
- 9月25日 - 尼崎市は、学校法人英知学院から、旧聖トマス大学敷地の一部約13,000m2及び同大学施設等の一部の寄付を受けた。
- 10月1日
- 尼崎地域産業活性化機構が国の地方創生制度の交付金を活用して、尼崎市中小企業センター内に尼崎創業支援オフィス「アビーズ(ABiZ)」を開設した。
- 尼崎市は危険空家の管理に関する所有者への指導や行政代執行等について定める「尼崎市危険空家等対策に関する条例」を施行した。
- 10月26日 - 尼崎市は、阪神バス(株)に尼崎市営バス事業を移譲する協定を同社との間に締結した。これにより、2016年3月20日から同社が市営バスの路線を運行することになった。
- 10月31日 - 尼崎市は西長洲町2丁目の旧小田公民館城北分館に、尼崎のアート発信拠点として、市内外の若手アーティストの展覧会やワークショップなどを実施する「あまらぶアートラボ(愛称A-Lab〈えーらぼ〉)」をオープンした。
- 10月 - 尼崎市は、国の「まち・ひと・しごと創生総合戦略」策定を受けて、人口減少社会を見据え人口の確保をめざす「尼崎人口ビジョン」及び、その達成に向けた2015年から5年間の基本目標及び施策の基本的方向をまとめた「尼崎版総合戦略」を策定した。
- 11月2日 - 2013年12月31日に、唯一の荷受業者である尼崎中央青果が業務を停止して以降不在が続いていた尼崎市公設地方卸売市場青果部に、尼崎支社を設立した神果神戸青果(株)が業務を開始し、停止していた競り売りが再開された。
- 11月10日 - 尼崎市は、市出身の女優・南果歩(みなみかほ)氏に尼崎市市制100周年PR大使を委嘱した。
- 11月25日 - 尼崎市は、株式会社ミドリ電化の創業地である尼崎市に尼崎城(天守と付櫓)を建築し、市に寄贈することを申し出た同社創業者の安保詮(あぼあきら)氏との間に「尼崎城の建築及び寄付に関する協定」を締結した。
- 12月13日 - 尼崎市は、大学の落研(落語研究会)を対象とする第1回尼崎落研選手権を、近松記念館(久々知1丁目)において開催した。
- この年